「品質保証」の業務を携わるにあたり、知っておいたほうが良い知識の一例を
まとめてみました。
三現主義とは?
不具合・故障発生時に 「現場」、「現実」、「現物」 の3つを重視して
問題解決を進める基本的な考え方のこと。
「現場」、「現実」、「現物」 の頭文字である3つの『現』を取った言葉になります。
実際に不具合・故障の連絡(電話やメール等)で入った際に、
情報のみで事象を把握した気持ちになり、経験則や知識のみで処置しようとするため、
結果的に誤判断をしてしまう可能性があります。 ←要注意!(三現主義未実施)
管理職やベテラン従業員は、このような対応をする方が多いのではないでしょうか。
情報のみで判断した場合、下記に示す問題が生じている可能性があります。
- 事象に対して不足している情報がある
- 報告した人と判断する人との間で情報認識のズレがある
- 1.と2.の結果、根本的な対策を施せず、事象の悪化・再発につながる
「現場」、「現実」、「現物」とは?
三現主義である「現場」、「現実」、「現物」は下記になります。
- 現場:足を運んで現場に行く
- 現物:現物の状況を確認する
- 現実:実際の現実を把握する
問題が発生した場合には、正確な情報・状況を把握して問題解決に取り組む姿勢が三現主義の考え方になります。
そのため、机上の空論にならないように、『情報だけで判断しない』ことが重要です。
管理職やベテラン従業員・一般従業員が一丸となって、三現主義を実践することで真実の情報を元に経験則や知識 、アイディアを用いて効果的な対策を施すことで問題の縮小化・再発防止にもつながります。
また、問題解決に対して能動的に取り組むことで従業員の問題解決能力向上につながります。
まとめ
「品質保証」の業務を携わる際に、知っておいたほうが良い知識の一例をご紹介しました。
基本的な内容なので常に頭に入れて、問題発生時は三現主義を実践してみましょう。
真実はいつもひとつ!
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