「品質保証」の業務に初めて携わる方は、どのようなやりがいがあるのか?不安だと思いますので、簡単にまとめてみました。
原因を特定して復旧させる
予防保全による不具合数低下
このようなことに達成感を感じられ、興味があると品質保証業務のやりがいに繋がると思います。
「原因を特定して復旧させる」とは?
分かりやすく身近なもので言うと、お医者さんが病気やケガを治すのに似ている感覚です。
表に比較して並べてみました。
No | 医者 | 品質保証 |
1 | 問診 | 不具合状況把握 |
2 | 診察 | 調査 |
3 | 病気・ケガ発見 | 不具合場所・原因特定 |
4 | 手術 | 修理 |
5 | 完治 | 復旧 |
6 | 説明 | 報告書 |
初めての方は「不具合品・壊れたものを直す。」、「動かなかったものが動くようになる。」といった内容でもやりがいを感じられると思います。
やはり、自分が手を加えたことで復旧すると嬉しいです。
経験者になってくると、論理的な考え方が重要になってきます。『【報告書の書き方】品質保証初心者-3』で紹介。
単純に壊れたものを直すのではなく、なぜ壊れたのか?と原因まで特定して復旧させることで再発防止にも繋がり、修理の内容も変わってきます。
「予防保全による不具合数低下」とは?
こちらは、『【考え方】品質保証初心者-2』の記事にご紹介した内容とリンクしますが、予防保全を行い良いサイクルを回せれば、不具合発生件数を低下することに繋がります。
また、数値として確認することができますので、「去年より今年」、「先月より今月」と不具合件数が低下してきたな~。っと実感があれば、予防保全の効果が表れている証拠になります。
さらに、予防保全に努めましょう。
まとめ
今回、紹介した内容はほんの一例です。
この2つ以外にもやりがいを感じられる瞬間はあると思います。
品質保証業務に携わる上で、全体の工程を一通り理解しており、製品に関する広く深い知識があるとベストです。
ただし、最初から広く深い知識はを持っている人はいないので、焦らずに徐々に知識・経験の範囲を広げていければ良いと思います。
つづく
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